実家の片付けを業者へ依頼する場合、費用は部屋の広さだけでなく、家財の量や作業人数、搬出条件によって大きく変わります。
荷物が少ない部屋なら比較的安く済みますが、長年住んだ一軒家のように家具や家電が多い場合は、数十万円以上かかることもあります。また、階段での搬出や大型家具の解体が必要になると、追加費用が発生する場合があります。
実家の片付け費用の相場や料金が決まる要因、高額になりやすいケース、費用を抑える方法まで解説します。
Contentsこの記事でわかること
- 💰 実家の片付け費用の相場
- 📦 物量によって料金が変わる理由
- 👷 作業員の人数・日数による費用差
- 🚚 搬出条件で追加費用が発生するケース
- ⚠️ 費用が高額になりやすいケース
- 💡 実家の片付け費用を安く抑える方法
実家の片付け費用の相場

実家の片付けを業者へ依頼する場合、費用は数万円〜数十万円程度がひとつの目安です。
ただし、料金は間取りだけで決まるわけではありません。同じ3LDKでも、家財が少ない住宅と、長年住み続けて物が多く残っている住宅では、必要な作業人数やトラックの台数が変わるため費用にも差が出ます。
一般的な費用の目安は、次のとおりです。
| 間取り | 費用の目安 |
|---|---|
| 1R・1K | 3万〜8万円程度 |
| 1DK・1LDK | 5万〜15万円程度 |
| 2DK・2LDK | 10万〜30万円程度 |
| 3DK・3LDK | 15万〜40万円程度 |
| 4LDK以上 | 20万〜50万円以上 |
| 一軒家 | 20万〜数十万円以上 |
一軒家の場合は、部屋だけでなく、押し入れや物置、庭、車庫などにも荷物が残っていることがあります。そのため、マンションやアパートより費用が高くなる傾向があります。
広さより物量が料金に影響しやすい
実家の片付け費用を考えるときは、間取りだけでなく、実際に処分・搬出する物の量を見ることが重要です。
たとえば、同じ2LDKでも家具や家電が最低限しかない場合と、収納いっぱいに衣類や日用品が残っている場合では、必要な作業量が異なります。
物量が増えると、
- 仕分けにかかる時間
- 必要な作業員数
- トラックの台数
- 不用品の処分量
- 作業日数
などが増えるため、料金も高くなります。
長年暮らしていた実家では、見える場所だけでなく、押し入れや天袋、物置などにも多くの物が残っているケースがあります。
一軒家は数十万円になることもある
一軒家を丸ごと片付ける場合は、数十万円程度かかるケースも珍しくありません。
特に、
- 部屋数が多い
- 家具や家電が多い
- 物置や庭にも不用品がある
- 大型家具の解体が必要
- 作業に複数日かかる
といった場合は費用が上がりやすくなります。
反対に、家族が事前に衣類や日用品を処分しておき、業者には大型家具や残った不用品だけを依頼すれば、費用を抑えられる場合があります。
正確な費用は現地見積もりで確認する
ホームページなどに掲載されている料金は、あくまで最低料金や目安として表示されている場合があります。
実際の費用を知るには、実家の家財量や搬出環境を確認してもらい、正式な見積もりを取ることが大切です。
見積もりでは、作業料金だけでなく、
- 不用品の処分費
- 車両費
- 人件費
- 大型家具の解体費
- 階段作業などの追加費用
- 清掃費
- 買取による値引き
まで含めた最終的な支払額を確認しましょう。
ポイント
実家の片付け費用は数万円〜数十万円程度が目安ですが、間取りよりも家財の量や作業条件によって大きく変わります。特に一軒家は物量が多くなりやすいため、現地見積もりで総額を確認することが重要です。
費用が決まる要因

実家の片付け費用は、家の広さだけではなく、荷物の量や作業人数、必要な日数、搬出条件などによって決まります。
そのため、同じ間取りでも見積金額に差が出ることがあります。費用の内訳を理解しておくと、なぜ高くなるのかを判断しやすくなります。
物量・広さ
費用に大きく影響するのが、実際に仕分け・搬出・処分する物の量です。
家が広くても荷物が少なければ作業量は抑えられますが、部屋数が少なくても家具や衣類、日用品が大量に残っていれば費用は高くなります。
特に実家では、長年暮らしていることで、
- 押し入れ
- クローゼット
- 天袋
- 物置
- 庭
- 車庫
などにも多くの物が残っている場合があります。
見積もりでは、部屋の広さだけでなく、トラック何台分の荷物があるのか、どの程度の処分量になるのかも確認されます。
作業員の人数・日数
荷物の量が増えると、必要な作業員数や作業日数も増えます。
たとえば、少量の片付けなら2〜3人で数時間程度で終わることもありますが、一軒家を丸ごと片付ける場合は、複数人で1日以上かかることがあります。
費用が増えやすいのは、次のようなケースです。
- 家具や家電が多い
- 仕分けに時間がかかる
- 部屋数が多い
- 短期間で作業を終える必要がある
- 大型家具の解体が必要
作業人数が増えれば人件費も増えるため、家族でできる範囲を事前に整理しておくことで費用を抑えられる場合があります。
搬出条件
実家から不用品を運び出す際の条件も、料金に影響します。
特に注意したいのが、次のようなケースです。
| 搬出条件 | 費用への影響 |
|---|---|
| エレベーターがない | 階段作業が増える |
| 家の前に車両を停められない | 運搬距離が長くなる |
| 廊下や階段が狭い | 家具の解体が必要になる |
| 大型家具が多い | 人員や作業時間が増える |
| 高層階にある | 搬出負担が大きくなる |
たとえば、大型のタンスやベッドがそのまま玄関から出せない場合は、室内で解体してから搬出することがあります。
また、トラックを家の近くに停められず、離れた場所まで手作業で運ぶ必要がある場合も、追加費用が発生することがあります。
処分する物の種類
処分する物の種類によっても費用が変わります。
家具や衣類だけでなく、家電や特殊な処分が必要な物が多い場合は、処理費用が高くなることがあります。
特に、
- 冷蔵庫
- テレビ
- 洗濯機・衣類乾燥機
- エアコン
- 大型家具
- 金庫
- ピアノ
などは、一般的な生活ごみとは処分方法が異なる場合があります。
見積もり時には、どの品目に追加料金がかかるのか確認しておきましょう。
ポイント
実家の片付け費用は、物量・作業人数・作業日数・搬出条件・処分品の種類によって決まります。間取りだけで判断せず、実際の荷物量や搬出環境まで含めて見積もりを確認することが大切です。
高額になりやすいケース

実家の片付け費用は、家財の量が多い場合や、搬出に手間がかかる場合に高くなりやすくなります。
特に、一軒家を長期間そのままにしていた場合は、室内だけでなく物置や庭、車庫にも不用品が残っていることがあり、作業量が増えやすいです。
家財や不用品が多い
最も費用が上がりやすいのは、処分する物の量が多いケースです。
長年住んでいた実家では、
- 衣類
- 食器
- 本
- 家具
- 家電
- 趣味用品
- 日用品
- 収納内の細かな物
などが大量に残っていることがあります。
物量が増えると、仕分け時間や作業員数、トラックの台数、処分費も増えるため、全体の料金が高くなります。
特に「見える場所は片付いているが、押し入れや物置に大量の荷物がある」といったケースでは、見積もり時に想定より物量が多いことが分かる場合があります。
大型家具や重量物が多い
タンスやベッド、食器棚などの大型家具が多い場合も費用が上がりやすくなります。
そのままでは搬出できず、室内で解体する必要がある場合は、追加の作業時間や人員が必要です。
また、
- 金庫
- ピアノ
- 大型のマッサージチェア
- 業務用の家具や機器
など、重量のある物が残っている場合は、通常とは異なる搬出方法が必要になることがあります。
見積もり時には、大型・重量物があることを事前に伝えておきましょう。
搬出条件が悪い
荷物の量が同じでも、搬出しにくい環境では費用が増える場合があります。
たとえば、
- エレベーターがない
- 階段が狭い
- 玄関までの距離が長い
- トラックを家の近くに停められない
- 家具を解体しないと外へ出せない
といったケースです。
作業員が荷物を長い距離運んだり、階段を何度も往復したりする必要があると、作業時間や人件費が増えます。
短期間で作業を終える必要がある
実家の売却や賃貸物件の退去などで期限が決まっている場合、短期間で片付けなければならないことがあります。
通常より多くの作業員を配置したり、複数台の車両を用意したりすると、その分費用が増える可能性があります。
余裕を持って依頼すれば、家族で事前に仕分けを進めたり、複数社の見積もりを比較したりしやすくなります。
追加作業が必要になる
基本的な仕分け・搬出以外の作業を依頼すると、追加費用がかかる場合があります。
主な例は、次のとおりです。
| 追加作業 | 主な内容 |
|---|---|
| ハウスクリーニング | 水回りや室内の清掃 |
| 家具の解体 | 搬出できない大型家具への対応 |
| 庭の片付け | 植木鉢や屋外用品などの撤去 |
| 物置の撤去 | 物置本体や中身の処分 |
| エアコン取り外し | 室内機・室外機の撤去 |
| 特殊清掃 | 孤独死などによる汚染・臭いへの対応 |
特に特殊清掃が必要な場合は、通常の片付けとは別の工程が必要になるため、費用も大きく変わります。
ポイント
実家の片付け費用は、家財の量、大型・重量物、搬出条件、作業期限、追加作業の有無によって高くなりやすくなります。高額になりそうな条件がある場合は、見積もり時に事前に伝え、追加料金の有無まで確認しましょう。
費用を安く抑える方法

実家の片付け費用を抑えるには、業者へ依頼する作業量を減らし、買取や相見積もりを上手に活用することが重要です。
すべてを業者へ任せれば負担は減りますが、その分、仕分けや搬出にかかる人件費も増えます。家族でできる作業と、業者に任せる作業を分けると費用を調整しやすくなります。
自分で仕分け・搬出を一部行う
業者へ依頼する前に、衣類や書籍、食器、日用品などをある程度仕分けしておくと、作業時間を短縮できる場合があります。
特に、
- 残しておく物
- 家族へ譲る物
- 売却する物
- 処分する物
を分けておけば、業者側の仕分け作業を減らしやすくなります。
また、小型の不用品を自治体のごみ回収などで事前に処分しておけば、業者が搬出する物量も減ります。
ただし、大型家具や重量物を無理に運ぶ必要はありません。けがや建物の破損につながる可能性があるため、負担の大きい作業は業者へ任せましょう。
買取・リサイクルを活用する
処分予定の物の中に価値のある品があれば、買取を利用することで費用負担を抑えられる場合があります。
買取対象になりやすい物には、
- 貴金属
- ブランド品
- 時計
- 比較的新しい家電
- ブランド家具
- カメラ
- 楽器
- 骨董品
などがあります。
たとえば、片付け費用が20万円で買取額が5万円になれば、実質的な負担を15万円に抑えられることがあります。
価値がありそうな物をすぐに処分せず、先に査定してもらうことが大切です。
また、家族や知人へ譲れる物、リユースできる物を処分対象から外すことでも、処分量を減らせます。
複数社から相見積もりを取る
片付け業者によって、料金体系や作業範囲は異なります。
可能であれば複数社から見積もりを取り、同じ条件で比較しましょう。
比較したい項目は、次のとおりです。
| 比較項目 | 確認する内容 |
|---|---|
| 総額 | 最終的な支払額 |
| 作業範囲 | 仕分け・搬出・清掃など |
| 処分費 | 見積もりに含まれているか |
| 人件費 | 作業人数や日数 |
| 買取額 | 費用から差し引かれる金額 |
| 追加料金 | 発生する条件 |
最も安い業者を選べばよいわけではありません。
初回の見積もりが安くても、処分費や大型家具の搬出が別料金になっている場合があります。総額と作業内容をセットで比較しましょう。
必要な作業だけ依頼する
片付け業者へ依頼する範囲を限定することも、費用を抑える方法です。
たとえば、
- 仕分けは家族で行う
- 大型家具だけ搬出してもらう
- 不用品処分だけ依頼する
- 買取と搬出だけ依頼する
など、負担の大きい作業だけ任せる方法があります。
一方、実家が遠方にあり、何度も通う必要がある場合は、交通費や宿泊費まで含めると、最初から業者へまとめて依頼したほうが安くなるケースもあります。
業者料金だけではなく、家族が使う時間や移動費も含めて判断しましょう。
早めに片付けを始める
売却や退去の直前になってから片付けを始めると、短期間で作業を終えるために作業員を増やす必要が出る場合があります。
時間に余裕があれば、少しずつ自分たちで仕分けを進めたり、複数社の見積もりを比較したりできます。
実家を今後どうするか決まっている場合は、売却・解体・退去などの予定から逆算して片付けを始めましょう。
ポイント
実家の片付け費用を安くするには、自分でできる仕分けや処分を進め、買取・リサイクルや相見積もりを活用することが有効です。ただし、無理にすべて自分で行わず、時間・体力・移動費も含めて業者へ依頼する範囲を決めましょう。
よくある質問
まとめ
実家の片付け費用は、間取りだけでなく、家財の量や作業人数、搬出条件によって大きく変わります。
費用を抑えるには、自分でできる仕分けを進め、買取や相見積もりを活用することが有効です。ただし、無理にすべて自分で行わず、大型家具の搬出など負担の大きい作業は業者へ任せ、総額と作業内容を比較して選びましょう。
遺品整理でお悩みの場合は、お気軽にご相談ください。

